毎日の健康が一番。
腰痛館南山整体の佐藤です。
先月、腰痛館に10年以上来られている方とのあるある会話です。
あるある・・・
「前は普通にできていたのに最近、ビンの蓋やペットボトルの蓋が開けずらくなったり、袋をつまんで開くのが上手くいかなくて、ホント嫌~ね」
と、先月このような会話をしたので今回は握力に関してのコラムを書きました。
年齢を重ねると、普段の生活で「今までは当たり前にできていた動作がしづらくなったり」「立ち上がろうとした際によろついたり」など、体の変化を感じることがあるかもしれません。
そんな中、握力は全身の体力を映し出す“窓”のような存在であることがわかってきました。
それは、2011年に発表された「地域在住女性高齢者の握力と身体機能との関係」を調べた研究です。

研究の概要
ある地域の女性高齢者265名(平均73.7歳±6.4歳) を対象に、握力とさまざまな身体機能との関連が調べられました。
結果!握力と身体機能に関係性のあることが示唆された
測定の結果、握力と有意な相関が認められたのは以下
- 足把持力→足の指で地面をつかむ力や立っている姿勢保持のバランス力に関係
- 大腿四頭筋筋力→太ももの筋力
- 片足立ち保持時間
- 最大歩行速度
- TUG(立ち上がり〜歩行の速さ)
- 10m障害物歩行時間
- 6分歩行→6分間でどれくらいの距離を歩けるか
上記には普段の生活でのよくある動作が含まれていますね。
握力は“全身の体力”を映す指標
握力は一見、握る力だけを測っているように見えますが、実は 全身の筋力やバランス能力の低下の把握にも有効であることが分かってきました。
- 最近ペットボトルのフタが開けにくい
- 買い物袋を持つのがつらい
- 床からの立ち上がり動作でふらつくことがたまにある
など、身に覚えのある方は握力を含め、体全体の筋力低下のサインかもしれません。
年齢とともに変化する体のサインは決して悪いものばかりではなく、「今の自分を知るきっかけ」でもあります。
今からでも、生活の合間にチョットできることを始めてみてはいかがでしょうか。
その積み重ねが、この先もずっと自分の「手、足」をしっかり使っていけるようにしたいものです。

引用文献
池田望, 村田伸, 大田尾浩,他: 地域在住女性高齢者の握力と身体機能との関係.
理学療法科学, 26 (2): 255-258, 2011.

