毎日の健康が一番。

腰痛館南山整体の佐藤です。

現在12月、寒さで身体が縮んでしまう季節になりましたね。

「私、冬が苦手です。」ですが、

少し意識して身体を動かす時間を増やすことで、健康を守る大きな助けに繋がります。

そんな中、今年、2025年6月に米国の医学誌 JAMA Network Open に掲載されたある研究が注目を集めています。

歩行時間と慢性腰痛

その研究では、毎日の歩行時間が長いほど、慢性腰痛のリスクが低下するという興味深い結果が報告されたのです。

改めて歩くことの大切さを見直す良い機会かもしれません。

この研究はノルウェーで行われ、約1万1千人を対象に歩行時間と腰痛の発症を追跡調査したものです。

その結果、1日100分以上歩く人は、78分未満しか歩かない人に比べて慢性腰痛のリスクが約23%低いことが示されました。

さらに、歩行の「強度」も一定の効果を持ちますが、より重要なのは「歩行時間」であると結論づけられています。

一方、この研究は観察研究であり因果関係を断定するものではありません。

しかし、毎日の生活に少し長めの散歩を取り入れることは、心身の健康にとって大きなメリットのあることが示唆されました。

日常の中で、歩く時間をほんの少し意識してみると良いかもしれませんね。

参考文献: JAMA Network Open, 2025年6月13日「Association of Walking Time and Intensity With Risk of Chronic Low Back Pain」